U-20 W杯 ベネズエラ戦 横綱サッカーが見たかった

U-20W杯 決勝トーナメント ベネズエラ戦。
ベネズエラは3戦全勝と波に乗るが相手だが、これまでに見せた中盤のパス回しができれば勝機は十分にあると思っていた。
が、ベネズエラは想像以上に強烈だった。

結果的にはかなり健闘したと思う。
前半は五分かやや日本優勢。
後半は休みが1日少ない日本がバテ、ベネズエラに押し込まれたが、何とか無失点で切り抜けた。
最終的には延長で失点したがCKからの1失点のみである。

内容をみると序盤はベネズエラのペースで進む。
ここは予選3試合と同じ展開。
前からプレスをかけてくる相手に対し、ペースをつかむまで毎度時間がかかる。
ベネズエラは10番の選手を起点に裏のスペースをついたり、バイタルエリアを突いたりと左右ではなく、上下の揺さぶりをかけて攻めてくる。

これに対してサイドの裏を何度か取れると徐々に日本のペースとなる。
押し込んだ状態からであれば、相手10番に起点を作らせずカウンターを防げていた。
この試合はサイドに起点を作りクロス主体で攻めていた。
堂安、遠藤がサイドから中へ入ったり、下がったりして相手サイドバックの位置をずらし、空いたスペースをついていた。
スペースを空けてサイドバックが上がる、岩崎が走りこむ等してサイドの裏を取ることで相手を押し込む時間が作れていた。
(このチームはボールポゼッションを上げて、相手を押し込む事でディフェンスも安定するタイプ)

後半に入ると日本の運動量がかなり減った。
そこにベネズエラが戦略変更してきた。これが効いた。
前半はが中央で起点を作っていた10番を左サイドに持ってきた。
そして7番を中央に持ってきた。
7番は前半は貰い手になっているシーンが多かったが、後半は起点にもなっており、左サイドの10番、中央の7番と2か所に起点を作ってきた。
10番が左サイドで起点を作ることによって堂安の守備での負担が増えた。
予選3試合に出ている堂安には守備から攻撃に上がっていく体力はなく、久保、岩崎との距離が空き、パスをつなげなくなっていった。
しかも10番は打ち合い歓迎ムードで日本のボールになっても戻らない。
真面目な日本、堂安はしっかり守備に戻る。
ここの駆け引きに引っ張られて守る日本、攻めるベネズエラの構図になった。

まぁあの状態でよく守ったと思う。

よく頑張った。選手がよく頑張っただけに監督には2つ言いたい。

1つ目。
守るのであれば選手交代はもっと取っておくべきだった。
あの体力で守備はきっちり守って攻撃になったら上がれは無理な注文。
攻めるなら堂安やFWは守備に戻らずに点の取り合いに行くべきだと思うが、みんな戻って守備をしていた。
であれば点が取れる要素はないのでPK戦までもつれる覚悟で守り、選手交代も延長を見据えて行うべきだった。
後半になったら予選の様にローテーションで交代・・・は頂けなかった。

そして2つ目。これが一番言いたい。
体力のある前半、中央からパスをつないで攻める戦略を取ってほしかった。
相手のシステム上、攻めやすいサイドから攻めるのではなく、日本の売りである中央からのパスワークで攻めてほしかった。
(徹底していたので監督の指示であろう)

サイドから上げても、中央にいるのは岩崎、高木である。
岩崎はクロスが上がるタイミングに合わせて点が取れるポジションに入れていない事がある。
高木も岡崎の様にニアでディフェンスの前に飛び込んでくるといった様なプレーはしそうにない。
しかも岩崎、高木どちらもニアで合わせるタイプだ。
どちらも身長がない為、ファーサイドで競り勝つのは難しいだろう。
というかどちらもクロスに対して俺の出番だ!!任せろ!!といった気概や自信は感じられなかった。
そこで勝負してもゴールできる気がしない。

それよりは、前半から久保を投入し体力のある前半に堂安、久保、市丸でパスとドリブルを織り交ぜて中央からせめてほしかった。
日本のボランチ原、市丸がボールを持つとベネズエラのボランチはチェックをしに前にでてくる。
ここで相手ボランチが前に出てくる分、ディフェンスラインの前にスペースができる。
堂安、久保、市丸が絡めばここのスペースで受けてドリブルで仕掛ける、ワンツーで抜け出す等できたはずだ。
というかそういうシーンを見たかった。
横綱相撲の様な真っ向から力でねじ伏せる横綱サッカーを・・・・。

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